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管理人の日々の出来事を綴っている
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 今日は、友人の結婚式で名古屋に来ている。詳細は、後日upの予定。カメラを忘れた...。

 これから、名古屋駅できしめんを食し、楽器の調整のために東京へ向かう(バスで)。 時間が少ないため、みそカツを食べることができなくて、残念である。
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 先日、雪の米子道を掻い潜った怒涛の引越しが終わり、昨日から泊りがけで仕事に行ってきた。

 場所は、奈良&京都の山奥「レイクフォレスト・リゾート」。大教院生のNくんからいただいた仕事で、学生の皆さんや卒業生の皆さんで、前日(28日)から

 泊り掛け。温泉や、ゴルフ場のあるリゾート施設なのだが、最高! 仕事に来たんだか温泉に入りに来たんだかよく分からない状態であった(笑) 本番ご、N務号で奈良市内&高速道路を疾走し、帰還!

 自分の本番の出来は、お世辞にも良かったとは言えないが、今までお世話になってきた皆さんと、大阪を去る直前に、しかも泊り掛けで仕事が出来たことは非常に感慨深い! 皆さん、ありがとう! お世話になりました。

 明日まで、神戸の妹宅に滞在である。いよいよ週末は、S田氏の結婚式。
 先週の土曜日から、所用で島根に帰省していた。で、今日の昼に大阪に帰着。今週は、怒涛の一週間となろう。

16日(土)
 朝一のバスで島根に帰る。またもや、F先輩(Hr)に遭遇。今度は、席まで隣。相当驚かれたが、私も驚きである。朝早かったので、少々寝たが、それ以外はほとんどおしゃべり。中国道・米子道はすさまじい積雪である。これから車でそちら方面に向かわれる方は、くれぐれもご注意いただきたい。20080216105453.jpg(写真は米子道・大山P.A.)
 言わずと知れたことであろうが、ノーマルタイヤなど論外だ。






 車中にて談笑していると、指導に行く予定の、D高校・H戸氏から「部活中止」の連絡が。そ、そんな…。雪で補習まで切り上げるとは。残念。またの機会に。
 夕方からは、松江市のプラバホールへ。島根大学の卒業演奏会を鑑賞するためである。そこで、作曲の河添先生と院生の東さんに久々にお会いし、あいさつとお互いの近況などの情報交換。今後とも、よろしくお願いします。


17日(日)
 夜からは、飯島姉妹と飲み会。そうか、Kちゃんはもうお酒が飲める年なんだ! 初めて会ったのはKちゃんが小学生だったころ。それが、もう大学2回生とは…。姉のMさんと、お互いの歳に嘆く…。


18日(月)
 11:40に大阪・梅田着。バス内に手袋を忘れ、明日豊中の車庫までとりに行く羽目に。あぁ…。


 そんなこんなで、雪国(?)・島根での週末は過ぎていった。さて、今週は…。


P.S.
 一部の人にはお伝えしたのだが、私は4月から松江に戻ることとなった。詳細は、4月になってから発表するので、今しばらくお待ちいただきたい。さしあたり、来週引越しをする予定。といっても、3月中、合わせて10日程度しか島根にはいない。
 先週の金曜日から、日曜日(昨日)まで東京に行ってきた。急に決まったことで、経費節減のため夜行バスにて移動。主な目的は、千葉に住む弟の住まいを偵察し、片付けることであったが…。

・8日(金)
 深夜に大阪を発ち…

・9日(土)
 早朝6時半に東京駅・日本橋口に到着。連休初日とあって、バス降り場は人のだらけ…。いつも、上京した時に、通勤ラッシュを避けて時間をつぶすスターバックスも満席…。仕方ないので御徒町まで移動し、コーヒーブレイク。弟から、まもなく東京駅に着くとの連絡が入る。再び東京駅へ。
 一年前に工事中だった東京駅の地下は、GRANSTAとして新装オープン。弟を待つ間、銀座に本店のある有名チョコレート店・ "PIERRE MARCOLINI"のチョコレートアイスを食す。んー、うまい! 0d1b4e8e.jpg






 弟と合流後、築地へ移動。移転の危機にさらされる、築地場外市場内を散歩。合いがけカレーに見とれつつ、本日のランチスポット"寿司清"に到着。取れたてのネタに、生ビール。贅沢な昼飯だ。この日の一番は、マグロの漬け。ほのかにゆずの風味が!

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 その後、築地を再び散歩し、吉野家の一号店を発見!
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 そして、この日は歌舞伎座の公演日。一幕だけ見ようと、チケットを買いいざ歌舞伎座へ。演目はなんと、"仮名手本忠臣蔵"! いわゆる、"忠臣蔵"のパロディーみたいなもので、大石由良之助役はなんと、松本幸四郎! おぉ、素晴らしや。受験シーズンに関係したギャグも登場し、クラシックコンサートの雰囲気とは一味違う楽しさ。その後、帝国ホテルの中を散歩。そこで、高木美保らしき人物を目撃。お、いたぞ芸能人!
 この日の夕食は、新橋の赤提灯街で。関西でははず食べることのできない"もつ煮込み"を食す。うまい! もつ煮込みと生ビールの組み合わせは、最高である。
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・10日(日)
 この日は、最大の目的である弟家の偵察&掃除。汚い! 午後二時までかかって掃除完了! 家庭用品の買出しも終わり、きれいになった!
 その後、上野へ移動しアメ横へ。休日とあってすごい人、人、人! しかし、何でも安い! 革の手袋を1000円で購入。
 新宿へ移動し、新宿東口の赤提灯街で、夕食。っていうか、飲み。今日も"もつ煮込み"。うまい! 店によってこうも個性が出るものか。東京にこんなにうまいものがあったとは!
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 東京駅へ移動し、夜行バスを待つ。その間に、またもやPIERRE MARCOLINIのアイスを注文。うまい! 幸せ!
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 そして、今朝6時半に大阪に帰着。留守中に溜めたドラマ(鹿男あをによし、四姉妹探偵団、かるた小町)を見て、練習。

 ん、待てよ。今回の旅は弟の家に行くことが目的だったのか、食い倒れの旅だったのか…。

 先日このblogで話題に出した、「墓場鬼太郎」が昨深夜放映された。以下は、そのあらすじと感想である。


 タイトル:「寝子」(「ねこ」と読むそうな)

 朝、歌を口ずさみながら学校へ行く支度をする一人の少女がいる。名は、「寝子」。鬼太郎の下宿先に一緒に住んでいるようだ。仲良く登校する二人。しかし、その背後には怪しい人影が…。
 授業中、その怪しい人影を見た鬼太郎は、休み時間を告げるベルとともに、その人影を追いかけ女子便所へ。鍵のかかった戸を無理やり明けると、そこにいたのは寝子。「レディーの使用中に!」と怒鳴られ、憧れの女性から平手打ちを食らう鬼太郎。
 昼時、先ほどの出来事に凹みながら、弁当を食う鬼太郎。その隣には、なぜか落ち着きのない寝子。その瞬間、寝子は鬼太郎の弁当の匂いを嗅ぐ否や、突如鬼太郎に襲い掛かる。寝子は、ネズミの匂いを嗅ぐと「猫娘」に変化するのだ。実は、鬼太郎の弁当は「ドブネズミ」。寝子はこれに反応したのだ。
 元に戻り、なきながら素性を明かす寝子。女性に悩みを打ち明けられると黙っておれない性質(たち)の鬼太郎は、川原でじっくりと話を聞く鬼太郎。その時、また寝子が落ち着きを失い、変化した。今度は「ねずみ男」に反応したのだ。間一髪、川に飛び込み難を逃れるねずみ男。
 途方にくれる寝子を元気気づけようと、鬼太郎は「トランプ重井」という人物の元に彼女を連れて行く。ついに、寝子のステージ・デビューが決まった。その様子をテレビで見ていたネズミ男の元へ、ついに怪しい人影が。なんと、鬼太郎ソックリの人物であったのだ。組んで、悪事をはたらこうとする二人。偽鬼太郎は、ステージで歌う寝子の眼前に、一匹のネズミを放った。寝子の様子がおかしい。しかし、歌うことに集中して我慢していたのだが、それも限界。聴衆の面前で、ついに猫娘に変化してしまった。一匹のネズミを追いかけ、会場を混乱の渦に陥れる、猫娘。
 帰宅し、再び途方にくれる一同。席を外した鬼太郎と入れ替わりに、偽鬼太郎がやってきた。話があるといい、寝子を外に連れ出す偽鬼太郎。「寝子さんの傷ついた心を洗い流したい」という偽鬼太郎の真意を諮りかねる寝子。偽鬼太郎は「あなたは異形のものだ」とけしかけ、寝子を追い詰める。挙句の果てに、「あなたを猫だとあざ笑うもののいない場所へ旅立つのです」と。偽鬼太郎の言う事をようやく理解した寝子。だが、躊躇している。寝子が家にいないことに気づいた本物の鬼太郎は、居場所を突き止め駆けつける。だが、偽鬼太郎は寝子の腕を強引につかみ、橋から川へまっさかさまに落ちていった。後を追う鬼太郎。
 間一髪、鬼太郎は川から引きあげられ一命を取り留めるが、寝子は溺れ死んでしまった。そこに、偽鬼太郎の姿はない。彼は一体、何者なのか?
 つづく。


・今日の名(迷)言
 ①「オヤジの弁当にはセンスがないからなぁ…」(by鬼太郎)
  →ドブネズミ弁当にセンスもくそもあるか。
 ②ぼく、女性に悩みを打ち明けられると黙っておれない性質でして」(by鬼太郎)
  →やけに男前ではないか。
 ネズミ男を逃した猫娘に一言
  「大きな獲物を逃しましたねぇ」(by鬼太郎)
  →お前は、いったいどっちの味方なんだ。しかも、そんなに冷静に振舞う場面でもあるまい。
 自殺を躊躇している寝子に一言
  「遺書を書けばいいんですよ」(by偽鬼太郎)
  →ここまでくるともはや子供向けアニメとは言いがたい。


 あぁ、私には文学的センスが著しく欠如している。読者諸氏には、読みづらいであろうことをお詫び申し上げる。
 しかし、これを読んでこの「墓場鬼太郎」なるアニメが、既存の「ゲゲゲの鬼太郎」から、いかにかけ離れたキャラクターを持つものであるか、お分かりいただけたと思う。
 久々の更新である。
 年明けからずっとバタバタしていたので、じっくり日記を書く時間が無かった。今月のことをまとめてみようと思う。

2日(水)
 松江にて、同門のK君(広島在住)と、高校の後輩K葉ちゃんとお茶会。後、とっさの思いつきで、クラリネット仲間のKちゃん(松江在住)も一緒に深夜ドライブ。宍道湖を一週し、1時ごろ(1/3)に帰宅。

3日(木)
 翌日から始まる、オケ練習に備え練習&大阪へもどる。岡山で高校の先輩Fさん(Hr)に遭遇。全く変わっていらっしゃらない。なんと、3年前から大阪にお住まいとのこと。岡山からは別の新幹線だったので、新大阪で再び待ち合わせ、ラーメンを食べに行く。とある先輩が結婚なさったとのこと。知らなかった。すっかり浦島太郎(?)だ。

4日(金)
 この日から、11日に大阪・シンフォニーホールで本番がある、某オケの練習が始まる。長丁場だ。多くの方とご一緒させて頂いた。勉強になった。

7日(月)
 梅田で、中学時代からの親友であるMちゃんの弟・F馬君と、飲み会。とてもいい店だった。ぜひまた行きたい。

11日(金)
 大阪・シンフォニーホールで本番。このホールは、よく響く。ステージで吹いた感覚と、客席で聴こえている音に、ものすごい差がある(当たり前だけど)。曖昧なアタックでは通用しない。しっかりと通る音で吹くように気をつけた。
 本番後、打ち上げ。流れで、何故か幹事。2軒行き、解散は…(続く)

12日(土)
 (続き)この日の5時。ううっ、久々のオール。環状線で、後輩に見られていたらしい。すみません、だらしなくて…。
コーヒーを飲んで、7時に帰宅。この日は、神戸に住む妹が引っ越すというので、洗濯機を譲渡せねばならない。
 7時半に、父が車で我が家に取りに来た。そのまま搬出し、神戸に向かう。そのまま引越しを手伝えとのこと。頼むから、寝かせてくれ! 眠い目をこすり、作業完了。昼ごはんを食べていたら、弟から「神戸空港に着いた」と連絡が入る。三宮まで徒歩で迎えに。眠い。その後、新居で片づけをしている両親と妹を尻目に、弟と近所のカフェへ。妹の体たらくを共に嘆く。

 13日(日)
 この日は、かねてから計画していた、「自意識過剰トリオ」飲み会。梅田のとある飲み屋。非常においしかった。そこで、M氏とM氏(あ…)からプレゼントを頂いた。なんと、黒ベースのネクタイ! とってもオシャレ! 黒や白のインナーやネクタイは、コーディネートが難しいから避けてきた(白いポケットチーフとか)のだが、せっかく頂いたのでこれを機にこのネクタイに合うシャツを探してみよう。どうもありがとう! 感謝!

 16日(水)
 めったに見ない新ドラマ「鹿男あをによし」が始まる。綾瀬はるか、相変わらず可愛い素晴らしい! しかし、話の内容がまったく読めない…。

 18日(金)
 この日も、めったに見ない新ドラマ「四姉妹探偵団」が始まる。友人曰く、前にもドラマ化されていたらしい。そうだったっけ? 浦島太郎だ…。夏帆、相変わらず可愛い素晴らしい!

 19日(土)
 中学校以来の友人、N岡さんとランチ。 近況報告とも、お互いの今後の展望について意見交歓。

 20日(日)
 センター試験2日目。私自身には全く関係がないが、大学が会場となっていたため19時まで入構出来ず、仕方なく19時から21時まで、大学に潜入して練習。帰宅するころに、雪が降り始める。なぜ関西人は、この程度の雪で騒ぐのか!? 日本海側出身の私としては理解に苦しむ。

 25日(金)
 大フィル会館にて、PMFのオーディション。11日のオケで知り合ったY田さん(Fl)に出会う。音出しの部屋が同じだったのだ。終了後、梅田でlunch&tea。今年の夏からロンドンのロイヤル・アカデミーに行かれるそうな。音楽の話、奨学金の話、世間話…。様々なところで接点があることが判明! 世の中狭い…。いろいろお話した。ありがとうございました。
 後、梅田の阪急百貨店&大丸にてセール品を物色するが、めぼしいものは無し。

 29日(火)
 22時、先日の某オケで知り合った、クラリネットのY田さん(フルートではない)と鶴橋で緊急飲み会。クラリネットのdeepな話題で盛り上がる。
 余裕で終電を逃し(見送り)天王寺から南田辺まで歩いて帰る。とんでもない距離だと思っていたら、わずか30分で完走(歩)。 2時に帰宅。TVをつけると、「墓場鬼太郎」なるアニメが! 詳細は後日記述する。

以上、新年最初の月を概観した。
思いつきバトン。
あやや氏から頂いた。50音が頭文字となる言葉を列挙しよとのこと。

あ…綾瀬はるか&新垣結衣
い…いかなご
う…内田恭子
え…エカチェリーナ
お…小田野宏之

か…可!
き…禁断の果実(ベルギービールの銘柄)
く…くだらない
け…KENZO
こ…コバケン(小林研一郎)

さ…佐藤めぐみ
し…シクラメン
す…スーダラ節
せ…セカチュー
そ…そば

た…タシケント
ち…超音波
つ…ツンデレ
て…手力(てぢから)
と…トンガ

な…なめくじ
に…ニキシュ
ぬ…ぬかるみ
ね…根暗
の…ノーノ

は…歯医者
ひ…ヒトラー
ふ…不可!
へ…平群(へぐり)
ほ…ホ短調

ま…マーラー&マリネスク
み…みかん
む…無駄足
め…眼力(めぢから)
も…MOSAIC

や…矢崎氏
ゆ…ユカタン半島
よ…ヨーヨーマ

ら…楽観主義者
り…リカちゃん人形
る…ルッコラ
れ…レスピーギ
ろ…ローマの祭り(以上、マニア的)

わ…ワグネリアン


おもんない答えですみません…。
 私はその昔(中学生のころ)、熱烈な"ワグネリアン"(熱狂的なワーグナーファン)であった。別に、当時はワーグナーの哲学とか、思想に入り浸ったわけではなく、ただ純粋にワーグナーの曲が好きだったのである。壮大なドイツの自然や、神話の世界、力強さを思わせる彼の曲に引き込まれたのである。

 そもそも、キッカケは何だっただろうか? 多分、中学生のころ、卒業式で毎年のように吹いた"エルザの大聖堂への行列"(注1)だろうと思う。当時、吹奏楽部の顧問であったK崎先生が大好きな曲で、冬休みの部活で、卒業式に向けての練習始めるのが通例であった。先生の、"タメ"と"ゆらぎ"を駆使した表現と指揮に付いていけず、何度も怒られ、合奏は止まり、曲の後半の練習に入るのは、一月も後半に差し掛かったころだったろうか(注2)。それで、2年のころにクラリネットのソロ(注3)を吹かせてもらえることになった。先生の先生・保科洋氏(注4)が振ったとあるバンドのビデオを借りて帰り、擦り切れるくらいまで見た(特にソロを)。そし。それまでに、別の曲でソロは何度も吹いていたが、"エルザのソロ"となると、引退した3年生の先輩(クラリネット以外の先輩も含む)の一大関心事でもあり、先生は、今までの先輩のことを褒め称えるために、「え、ちゃんとふけるかなぁ…」などと、初めての合奏では、口から心臓が飛び出そうなくらい緊張したのを覚えている。
 今でも、ソロだけではなく、伴奏や和音の部分も暗譜で吹ける。

 そんなこんなで、ワーグナーに"ハマッた"のがなんと中学生のころだったということが、いまここに判明した。そして、中学3年のころに衝撃のCDに出会う。かつての巨匠、カール・ベームが1978年にウィーン・フィルを指揮したときのCDだ。それを聴いて以来、ワーグナーの本を読み漁った。NHK-BSで、彼のオペラが放送されようものならすべてビデオに録った。バイロイト音楽祭も、徹夜してまで聴き入った。じつにキモい中学生である…。そういえば、高校1年のころの卒業式、忙しい顧問のK部先生の代役で、「歌劇"タンホイザー"序曲」を指揮したことがあった。夢のような瞬間だった。

 そうして月日は流れ、最近はマーラーとかラヴェルにハマっていたのだが(メガトン級の編成である点は共通している)、ある本番で、"ローエングリン"の"第一幕への前奏曲(注5)"を耳にする機会があり、再びそのCDを掘り返しているのである。感動は、当時と全く変わらない。色あせない演奏に、懐かしささえ感じる。思えば、もう10年も前のことだ。その間に、様々な経験や体験をし、曲の捉え方、感じ方も当然ながら変化する。しかし、
変化しないものもある。その両者の共存が極めて興味深い。

 ワーグナーの曲は、意外に聴く機会が多い。興味がある方は以下を参照されたい。
 ・映画「独裁者」(チャールズ・チャップリン)
  主人公"ヒンケル"が民衆に向かって、「私は支配したくない」と宣言する場面にて。
   ("ローエングリン"第一幕への前奏曲)
 ・ドラマ「白い巨塔」(唐沢寿明主演)
  主人公"財前五郎"のテーマとして、本編中に幾度と無く登場する。
   ("タンホイザー"序曲)

 音楽は変化しない(注6)。変化するのは、人間の心である。音楽における新しい発見は、自身の成長に気づくキッカケなのかもしれない(注7)。



・解説

注1) ワーグナーの、歌劇"ローエングリン"第二幕第4場に登場する音楽。弟殺しの罪を着せられたエルザが、聖杯の騎士・ローエングリンと結婚するために、寺院に詣でる場面。単独で演奏する際には、終結部が編曲されているが、劇中ではオルトムントによる妨害が入り、素性の分からぬローエングリンを罵倒する。

注2) この曲(編曲)は前半は木管楽器の旋律やソロが中心で、金管楽器が登場するのは曲の中盤から後半にかけてである。そのため、前半ばかりに練習が集中すると、金管楽器の人たちからはヒンシュクをかう結果となる。

注3) "エルザの大聖堂への行列"では、オーボエとクラリネットによって、"エルザの主題"が演奏されるが、この曲以前(確か、第二幕の前半)にエルザが歌う場面で、オブリガートとして登場する。

注4) "風紋"を代表作とする、日本吹奏楽界の巨匠。

注5) "序曲"ではなく"前奏曲"としている点に、ワーグナーのオペラ改革における重要な示唆がある。

注6) ただし、作曲家・保科洋氏は、著書において"風紋"の改定に際し「作品とは、子供のように生みの親の想いに関係なく自立してゆくものなのだろうか」とも述べている。

注7) 何が成長したのかは私自身は全く分からない。
 昨晩は、母校である大学の、音楽コース・定期演奏会を聴きに出かけた。あの外国人指揮者・Mは、ついに今年が最後らしい。そうか、奴が日本にやってきてからもう五年か。早いものだ。感慨深い。思えば、ニューイヤーコンサートの新世界に始まり、ブル8、幻想、スクリャービン、ダフニス、指揮者コーナー、ベートーヴェン・ツィクルスetc... 普段なら、考えられないような曲をたくさん勉強した。
 その指揮者・Mが、最後の年に満を持して取り上げた曲、「スクールシンフォニー 第4番(G.エネスコ)」。え、知らない…。エネスコって、たしかヴァイオリニストだよね? 作品といえば…、「ルーマニア狂詩曲」くらいしか私の頭にはない。指揮者・Mは、祖国の曲を取り上げたかったのだろう。昨日の演奏からしても、彼の思い入れは人一倍だったように思われる。終演後楽屋で話したら、「曲よりステージのほうがよっぽど暑かった」ってさ。

 ロビーでは、多くの人に会った。N西さん(意外)、N川くん(楽器返却)、H恵ちゃんetc...。 合唱、オケ、手伝いの院生、学生のみなさん、お疲れ様でした。声をかけてくれた皆さん、ありがとう!

 その後、Y絵ちゃん、H恵ちゃん、E未ちゃんと京橋まであるき、同い年三人組で飲み会(実は初めてw)。リフレッシュできた。E未ちゃんも、録音や修演が終わったらまた行きましょう。
 最近、毎朝、8時半から整体に通っている。どうも一ヶ月前から背骨の調子が悪いのだ。
 診てもらった結果、胸椎と腰椎の連結部分の動きが悪くなっているらしい。これが、どうやら上半身の呼吸補助筋の萎縮が原因のようだ。練習したり、勉強するときの(身体の)姿勢に問題があったのだろう。当分は、背骨周辺の筋肉を緩め、胸腔をやわらかくすることを中心に治療をしてもらえるらしい。そのためには、腹式呼吸をすることが一番だそうな。丁寧な先生でよかった。
 昨日、帰宅一番にその治療方針を詳細に書き記した書類が届いていた。なんと、親切な先生だ! 詳しいことを知りたい方は連絡を頂きたい。責任を持ってご紹介する。
 そういえば、小学生のころ、私は医者になりたいと思っていた。いま思い出した。いまそうしていないということは、勉強が追いつかなかったということなのか…。いや、そうではない。

 昨日といえば、NHK教育の芸術劇場で、franckのヴァイオリン・ソナタ(ヴィオラ版)が放送されていた。ヴィオラの音はいい! 渋い! 以前、schumannの「おとぎ話」やreineckeの三重奏曲をしたことがあったが、引き込まれそうな奥深さ、少し霞がかった音色。ヴィオラのための作品がもっとあってもいいのに。
 ただ、franckのヴァイオリン・ソナタにヴィオラがマッチしていたかといえば、微妙…。あの曲が持つ空気間とか軽やかさいうものは、やはりヴァイオリンが一番似合っているのだろう。
 この曲のピアノパートを弾けるようになりたい。
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男性
誕生日:
1983/06/16
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