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今月の『教育音楽』(音楽之友社)小学版と中学・高校版に「“新しい評価”何がどう変わったか?」と題された特別記事が掲載されている。「絶対評価から相対評価へ」,また「指導と評価は表裏一体」といわれている日本の学校教育の現状から,学習評価に関しては多くの教育関係者が関心を寄せる。
昨年,一昨年と学習指導要領が改訂されたことは周知の事実である。例えば,小学校については本年度中の教科書編集・検定・採択を経て,平成23年度から新課程の完全実施となる。このことは,特に話題に上りやすい社会科の教科書検定の話題を多くのメディアが扱っているため,ご存じの方も多いのではないだろうか。
「新しい学力観」という言葉はもうすっかりお馴染みであろう。それまでの知識や技術を重視していた学力観に対して,学習過程や問題解決能力,生徒の個性を重視した学力観がそれに相当する。その学力観は①関心・意欲・態度,②思考力・判断力・表現力,③知識・理解・技能の3要素で構成されるが,これを「見える学力」と「見えにくい学力」に分類したのが,前兵庫教育大学学長の梶田叡一氏である。梶田氏は,この学力構造を氷山に例え,上層部分である③知識・理解・技能といった客観的に評価しやすい部分を,①関心・意欲・態度と②思考力・判断力・表現力が支えているといった,現代の基本的な学力観を提唱した。そして,平成19年6月の改正学校教育法は,小・中・高等学校において育成する学力を,①基礎的・基本的な知識及び技能,②知識・技能を活用してかだいを解決するために必要な思考力,判断力,表現力等,③主体的に学習に取り組む態度であるとし,これらも言うまでもなく,梶田氏の提唱した学力観に準じたものとなっている。
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